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株式会社ブレード・コミュニケーションズの代表の保谷武のブログです。
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第一三共のゼファーマ買収は成功するか?
第一三共が、ゼファーマを買収することになった。

ゼファーマは、藤沢薬品工業と山之内製薬が合併して出来た会社であるアステラス製薬の、大衆薬子会社である。



ますます拡大する健康食品、サプリメントマーケットに押され、大衆薬マーケットは今や衰退マーケットである。

だからこそアステラス製薬は大衆薬子会社を売却して、医家向けに特化することに決めた訳だ。



※ 大衆薬は、薬局で売ってる薬。医家向けは、医者で出してくれる薬。

・医家向けは、巨大な開発費がかかる一方、ヒットしたらバカ儲かる。
・大衆薬は、特許の切れたジェネリック薬(風邪薬などの原始的な薬)は、商品力よりもマーケティング力が勝負の、薄利多売の世界。
第一三共は、敢えて逆バリで大衆薬につっ込む訳だが、この判断は、吉と出るか、凶と出るか。

大衆薬なんてものは、元々、風邪薬などのジェネリック薬はどこの製薬会社も出していて、商品力の違いはない。マーケティングの違いだけしかない。単純に、買収によるスケールメリットがあまりあるとは思えない。



ちなみに、買収額は235億。(ゼファーマの売上は224億)

この買収によって大衆薬の業界順位は、以下のようになる。
(出典:日経ビジネス)
1.大正製薬       1,834億
2.武田薬品工業      610億
3.第一三共+ゼファーマ  520億




では、3月31日の発表から2週間ちょっと経ち、株式市場の評価はどうか?
第一三共

どうも、評価不能、思考停止って感じですかね。



では、格付けはどうか?

・みずほインベスターズ証券
3月31日、2→2−(格下げ。三段階中)

・日興シティグループ証券
4月3日、1M→2M(格下げ。三段階中)

・ゴールドマン・サックス証券
4月7日、outperformで据え置き

単純に平均したら、あまりよくないですね。




ということで、現時点の一応の結論。

第一三共はかなり思い切って逆バリを打った訳だけど、戦略がない。
具体的な「何か」を打ち出せない限りは、失敗に終わる可能性が高い。



但し、アステラス製薬本体を買えるきっかけになるのであれば、話は別だけど。

| マーケティング | 20:30 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
コメント
まったくもってどうなるんですかね。

個人的には、亡き親父が旧:藤沢薬品工業の営業(大衆薬営業→医家向けMR)だったので、先行きはかなり気になります。
| hoya_t | 2006/04/13 2:33 PM |
おそらくこの次があるんですよ。
今みたいにドラッグストアが圧倒的に
力をもっている状況のままでは、
マーケティングといってもメーカーの
できることは限られる。
第一三共だってこのままでとどまるんで
なくて、たとえば外資を巻き込んで
大衆薬の大連合みたいなものとか。。
| (か) | 2006/04/13 4:07 AM |
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第一三共
第一三共第一三共株式会社(だいいちさんきょうかぶしきがいしゃ、''Daiichi Sankyo Co., Ltd.'')は、2005年9月28日に三共 (薬品会社)|三共株式会社と第一製薬|第一製薬株式会社の共同持株会社として発足した企業。本社は東京都中央区日本橋本町三丁目5番1号。2005年度
| ジャスダック上場企業(と東証上場企業) | 2006/08/09 8:42 AM |
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