旧 hoya_t blog【更新終了】蕨市議の保谷武(ほやたけし)のブログ

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蕨市議会の一般質問を傍聴
市議選に当選してからもう1ヶ月経つけど、実はまだ市議としての仕事はスタートしてない。
私の市議としての任期は7月20日からで、今は現職市議による定例会が行われている。
国、県、市を問わず議会傍聴をしたことはなかったので、今後の参考のために初めて傍聴しに行った。

本日は「一般質問」



市議会の実際
国会では、議員が欠席して地元に帰ったりするのが当たり前だったりするようだ。
そもそも地元から国会まで通ってくるのにも遠いところの人だと何十時間もかかったりする訳だしね。

市議会では議員全員出席が当たり前。欠席はあり得ない。

蕨市議会は定数18で、今の議員数は16。当然、本日も全員出席。


議員の他、
・市長
・市役所の幹部(部長級が15,6人くらい)
・議会事務局(市役所の一部署)の実務スタッフ
も参加している。



一般質問て、なになにソレ何?
「一般質問」というものは、ビジネスmtgではあり得ないもので、議会独特のものだ。

議員が、市長及び市役所幹部に対して、テーマフリーで質問をする。
市長及び市役所幹部が回答をする。
そのQAのこと。

テーマフリーなので、内容はどうやら何でもアリのようだ。
挨拶から始まって「原発反対!」みたいな市政レベルではない、国政レベルにおける自らの意見の開陳もOK。

質問という形式を取りつつも、要するに、単純に「疑問を、問う」というものではなく、議員としての自らの主張を開陳し、市政への提案をする機会なのである。

例えば、今日傍聴した話の例で言うと、
「窓あき封筒について、窓部分が塩ビ製ではなく紙製の方がリサイクルしやすい。蕨市では紙製窓あき封筒の現状の利用率と今後の導入見込みはどうなのか?」
という質問があった。
これは要するに、単に「どうなの?」という質問をしている訳ではなく、
「私は、リサイクル問題に力を入れている。蕨市は積極的に紙製窓あき封筒を導入すべきだ!」
という主張であり提案なのである。



市役所幹部は、その日の質問内容に無関係な人も含めて、どうやら全員参加必須ということになっているらしい。無駄っちゃあ無駄ですね。

質問は、議員単位で行われるので、テーマは飛び飛びになる。別々の議員の質問がかぶってしまうこともあるらしい。
テーマごとに集約して効率よくやる、ということは、今の仕組みだと出来ないようだ。



「一般質問」の様式、流れ
あらかじめ議員は、質問内容を通告しておく。内容は一般にも公開される。
あらかじめ市長及び市役所幹部は、回答を考えておく。(回答内容は、一般公開されず、質問者に対しても事前には明らかにされていないようだ)

流れとしては、
1.質問者の質問
2.回答者の回答
ここまでは、双方にとっては事前に決まっている内容なので、文章を読み上げる形で進められる。
その後が、言わばフリートークとも言える部分で、
3.質問者が再質問する(ツッコむ)
4.回答者が再回答する
...繰り返し、となる。

質問者の発言時間のみがカウントされ、30分で終了となる。

ここで、質問はあくまでも当初の質問議員だけしか出来ないので、他の議員が「あれっ?紙製封筒じゃなくて寒天で封筒作れば食べられて美味しいしゴミも出ないしいいんじゃね?」とか思いついても、発言することは出来ない。

全ては定められた様式美の中で行われるので、「喧々諤々の議論」といった雰囲気とはほど遠い。

また、説明は、
・質問内容の事前通告のみテキスト
・それ以外は全て口頭
でのみ行われる。

数字の説明なども全て口頭であり、ホワイトボードに図を描いたり、グラフや数表をパワポで映したりあるいは資料配布したり、といったことは一切行われない。
そう言えば、TVの国会中継だと、委員会ではテレビ番組のフリップのようなもので説明している光景がよく映し出されているけど。

たまたま数字のメモを取りそこねたとしても、横からクチを挟むことはご法度で、議長に指名された発言者以外は発言できないので、「え? え? ごめ・・・今、何て言ったん?」とか聞き返すことも出来ない。
(後から議事録で確認することは出来る)



主張・提案するときに必要な要素
上記の例であれば、
(たまたま今日傍聴した話だから取り上げるだけであって、含むところは何もありません)

市が使用する
塩ビ製窓あき封筒 → 紙製窓あき封筒
への切り替えを促進しよう、と提案するのであれば、
一般論として、ビジネスmtgであれば、当然以下のように説明続けるべきことが求められるだろう。

・それぞれの購入単価がどのくらい違うのか
(どのくらいコスト高になるのか、紙製窓あき封筒については複数社から相見積もりを取っておく)
・想定されるリサイクル効果
(つまり、リサイクルコストがどのくらい違うのか、どのくらいリサイクルコストが削減出来るのか)
・導入プラン
(オペレーションが変更になる可能性がある。例えば・・・窓あき封筒くらいならばそれほど大きなものは想定しにくいが、強いて挙げるならば、封筒に印字するプリンタの微調整が必要とか、発送業務をアウトソーシングしている場合は現場教育が必要、とか。そういったオペレーションの変更内容を挙げて、導入スケジュールの案を作る。)
・想定されるリスク
・撤退プラン
(期待される効果が得られない場合、あるいは、想定されるリスクが顕然化した場合、どういった条件に達したときに、どのように撤退するかのプランを決めておく。窓あき封筒の場合は・・・可能性は低いからあまり考えなくてもいいかもしれんが)



単なるブレストならともかく、具体的に意思決定をするのであれば、これらの説明がないと、そもそも経営ボードでは検討することすら出来ないだろう。
(一般論としてね。)



ちなみに、件の窓あき封筒の質問については、市役所幹部は「既に半分は紙製窓あき封筒使ってます。」と回答なさっていました。
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